Peridigm破壊解析システムに関する情報 †Peridigmは、Sandia National Laboratoryで開発されているPeridynamicsによる破壊解析システムです。 公式ウエブサイト:https://software.sandia.gov/trac/peridigm/ ユーザーガイド:https://software.sandia.gov/trac/peridigm/chrome/site/PeridigmV1.0.0.pdf ソフトウエア解説:http://prod.sandia.gov/techlib/access-control.cgi/2011/117045.pdf 入力スクリプト解説:https://software.sandia.gov/trac/peridigm/wiki/User/Documentation ⇒上記ウエブ文書の和訳:Peridigm-WebDocument.pdf システム構築手順:https://software.sandia.gov/trac/peridigm/wiki/User/GettingStarted 上記の構築手順ではそのまま出来ない部分もあるので、詳しく構築手順を解説しました。 数値解析の概要: http://www.dam.brown.edu/documents/Parks.pdf ⇒上記の資料が、Peridynamicsに関する数値解析の概要をまとめてあり、非常に有用です。 この中で解析ツールの紹介を、抜き出して和文で要約しておきます。 現在、Peridynamics破壊理論を実装した解析ツールとしては、以下の4つがあります。 =公開用:PDLAMMPS:http://lammps.sandia.gov(完全にオープン) これは分子動力学解析システムLAMMPSにPeridynamics破壊力学に基づく粒子が組み込まれており、これを用いて破壊解析が可能です。著者らはLAMMPSに個別要素法DEMを組み込んだLIGGGHTSを用いて利用しています。ただSNLとしては開発は完了しておりあくまで検証用の解析システムとなっているそうです。それでも色々なことができます。 =研究用:Peridigm:https://software.sandia.gov/trac/peridigm/ (基本的にオープン) これはPeridynamics破壊解析専用システムで、現在もSNLで開発が進められています。弾塑性の材料モデルを扱うことや構造解析的な分析が可能になっており研究用として非常に有用なシステムです。ただしオープンソースではないため、上記ウエブにある著者にお願いしてソースを分けてもらう必要があります。本格的なシステムで構築も大変です。 =開発用:EMU:http://www.sandia.gov/emu/emu.htm (国外輸出規制対象) どうもこれがPeridynamicsによる最も本格的な解析システムのようで、様々な応用が提示されています。是非とも利用したいのですが、例題が国防関連の様ですし連絡しても返事がありませんので、国外不可なのかもしれません。ん〜ん何とか使ってみたいのですが、非常に多機能の様です。 =統合用:Sierra:http://trilinos.sandia.gov/packages/docs/dev/packages/stk/doc/html/index.html (国外輸出規制対象) こちらは統合構造解析システムの中にPeridynamcisのモジュールが組み込まれているようです。ユーザーガイドとかは入手できるので、非常に多機能なシステムの様ですが、如何せん国外輸出規制対象となっているので、日本からでは入手することができません。是非、使ってみたいです。 |