SALOME-Mecaの活用技術(MK2)

オープンCAE初心者勉強会?
Code_Asterの使用方法、事例を解説します。

ASTK(GUI)、Eficas(commファイルエディター)、公式Validationの利用方法など

ASTKの使用方法、公式Validationの利用、Eficasでのcommファイル編集例

Eficas Importerの使用

 EficasではGROUP_MAなどで複数のグループ名を記入できますが、これをテキストファイルから読み込む方法です。

要素・境界条件の設定

シェル要素(DKT、COQUE_3D)の扱い方、メッシュアセンブリ(LIAISON_MAIL)

 シェル要素として、DKTとCOQUE_3Dがあり、大きな回転などを扱う場合に、COQUE_3Dを使うようです。

 メッシュ変位回転歪み計算
DKTTRIA3,QUAD4smallsmallsmallLinear,Non linear
COQUE_3DTRIA7,QUAD9largelargelargeLinear,Non linear

断面性能の計算(MACR_CARA_POUTRE)

ビーム要素(BARRE、POU_D_E)の扱い方、ビーム要素とシェル要素・3D要素との結合(LIAISON_ELEM)

 ビーム要素は2つのタイプがあり、回転の自由度を持たない:BARRE、回転の自由度を持つ:POU_D_E 他、を使い分けます。

Modelisation 自由度
BARREピン接合DX, DY, DZ
POU_D_E 他剛接合DX, DY, DZ, DRX, DRY, DRZ

ポスト処理

MECA_STATIQUEの場合の一例(応力・等価応力の出力、Post-Pro・Paraviewモジュールでの結果表示)

Salome-Meca 2011.2 Asterモジュールの計算結果をParaviewモジュールで表示させる

 計算結果は作業フォルダの拡張子:rmed のファイル(linear-static.rmed など)に保存されているので、この拡張子を rmed → med に書き換えれば、Paraviewモジュールで表示できます。


並列化、AmazonEC2の利用

Code_Aster の並列化

 Code_Aster の並列化(PDFの内容のうち、コマンドラインが中心の2-10をリンク先に清書しました

Ver. 10と11、ソルバー、並列化の比較(100万自由度 STAT_NON_LINE での計算)

 Ver. 11.0 のほうが速く、ソルバーはMUMPSのほうが速いです。

 STA10.3PAR10.3PAR10.3NEW11.0PAR11.0PAR11.0
Processors114114
SolverMULT_FRONTMUMPSMUMPSMULT_FRONTMUMPSMUMPS
time [sec]3619147411182734968766


AmazonEC2インスタンスのクラスタ化、並列化Code_Asterの使用

 AmazonEC2のサービスは従量課金制ですので、料金体系を良く理解した上で利用してください。オンデマンドインスタンス、データ転送、EBSボリューム、Elastic IP、Route 53は課金されます。Amazon EC2 料金表

WindowsでX forwardingを行う

 AmazonEC2などのリモートマシン上のGUIアプリケーションを、ローカルマシンのWindowsから利用する方法です。

Salome-Meca、Code_Aster、Salomeのバージョンについて

Salome-Meca のバージョン

Salome-MecabitCode_AsterSalome
2011.264bitSTA10.56.3.0
2011.164bitSTA10.35.1.5
2010.232bitSTA10.25.1.4


Code_Aster のバージョンについて

 2011年8月の時点で、Salome-Meca 版、スタンドアローン版の主なバージョンとしては、STA10.2、STA10.3、NEW11.0、STA10.5があります。(STA10.5はスタンドアローン版はありませんが、STA10.5 = NEW11.0.10です。)このうち、[STA10.2、STA10.3]と[NEW11.0、STA10.5]では、コマンドファイルのポスト処理の書き方に違いがあります。(それ以外のコマンドファイルの書き方は変わっていないようです。)
 具体的には下表の例のように、CALC_ELEM、CALC_NO の OPTION の書き方が違います。そのため、STA10.2やSTA10.3用に作ったコマンドファイルを、NEW11.0やSTA10.5で計算する場合は、EFICAS などでポスト処理の部分を書き換える必要があります。逆もまた然りです。

バージョン応力(要素)等価応力(要素)応力(節点)等価応力(節点)
STA10.2、STA10.3SIGM_ELNO_DEPLEQUI_ELNO_SIGMSIGM_NOEU_DEPLEQUI_NOEU_SIGM
NEW11.0、STA10.5SIGM_ELNOSIEQ_ELNOSIGM_NOEUSIEQ_NOEU


MED のバージョン対応

 Salome 6 は、MED 3 でしか出力できないので、Salome 6 で作った MED ファイルを用いて計算する場合は、NEW11.0, STA10.5 を使う必要があります。逆に、NEW11.0, STA10.5 で出力した MED ファイルは、Salome 6 でしか読めません。
 MED : HDFライブラリ(Salome)とCode_Aster でデータをやり取りする際の中間データ(メッシュなど)

 readwrite
NEW11.0, STA10.52, 33
STA10.2, STA10.322
Salome 62, 33
Salome 522



Code_Aster 参考ページ

Code_Aster公式、CAElinux Contribute

 Code_Aster Documentation : http://www.code-aster.org/V2/spip.php?rubrique19
  機械翻訳ですが、英語化公式ドキュメントが公開されています。
 Code_Aster Forum : http://www.code-aster.org/forum2/
  開発者がいますので非常に参考になります。言語は英語とフランス語ですが、英語の投稿の方が多いようです。

 Code_Aster Wiki : http://www.code-aster.org/wiki/doku.php
  有志が作成しています。完全に整理されてはいませんが参考になります。

 Contrib:Claws/Code Aster : http://www.caelinux.org/wiki/index.php/Contrib:Claws/Code_Aster
 Contrib:Kees Wouters : http://www.caelinux.org/wiki/index.php/Contrib:KeesWouters
  有志が公開されている解説書です。コマンドファイルを公開していますので非常にわかりやすいです。

上記の資料をもとに柴田が Code_Aster のコンパイルを練習した時のメモ

DEXCS-Salomeの有効活用:Code_Asterのコンパイル(1):http://blog.goo.ne.jp/dalab-gnct/e/fc5c4581f73b06bce7a977ae56379c2b
DEXCS-Salomeの有効活用:並列版Code_Asterのコンパイル(1):http://blog.goo.ne.jp/dalab-gnct/e/d3a33ad805388450e26dfdbd5049f4f6
DEXCS-Salomeの有効活用:並列版Code_Asterのコンパイル(2):http://blog.goo.ne.jp/dalab-gnct/e/f12c955436191d9783516214d7573f99
DEXCS-Salomeの有効活用:並列版Code_Asterのコンパイル(3):http://blog.goo.ne.jp/dalab-gnct/e/fdc6d30b81b008f9eec405945c4d9467


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