SALOME-Mecaオリジナルの活用方法を紹介します

ここでは、最新のパッケージを利用するための、インストール方法などを説明します。平成22年10月末では、SALOME-Meca 2010.2が最新版です。もちろん、手っ取り早いのはCAELinux2010をダウンロードして利用することなのですが、ベースシステムのOSを日本語環境とするためです。

Ubuntu10.10-Desktop-JA(32) 上で SALOME-Meca2010.2を利用する

ハードウエア

ノートPC= CPU: Intel Celeron T1600 1.6GHz X2 RAM: 4GB

ベースシステム

OSは、最新版の「Ubuntu 10.10 Desktop 日本語RemixCD」を用いました。メモリが4GBあるので、全て認識するには64bitシステムが必要なのですが、日本語環境が整った日本語Remixでは32bit版しかないので、あとでカーネルをPAE対応にします。もちろん、Ubuntu-Serverの64bit版に、日本語環境を入れることも可能ですが、今回は32bit版でシステムを構築します。
http://www.ubuntulinux.jp/News/ubuntu1010-desktop-ja-remix

※PAE:(Physical Address Extension - PAE)物理アドレス拡張のことで、32bitシステムで4GB以上のメモリを利用するための技術

OSのインストール

  • ダウンロードしたISOイメージを、CDに書込みます。ファイルの保存ではなく、イメージの書き込みです。
  • 準備が出来たら、BIOSの設定を確認・変更してから、インストールCDからPCを起動します。
  • CDから起動すると、CD起動かインストールかを選択するので、インストールを押して進めます。
  • 指示に従って設定を行うと、簡単にインストールが完了します。Windowsとのデュアルブートも設定できます。
  • インストール完了後にログインすると、「不完全な言語サポート」としてエラーが出るので、ネットワークを設定して対処しておきます。
  • 続いて、アップデートマネージャでカーネルなどの更新を指示されるので、一応対応しておきます。

ここで、システム⇒システム管理⇒システム・モニタを確認すると、やはり2.8Gib(3GB)しかメモリを認識していません。これをPAEを用いて対応します。

  • システム⇒システム管理⇒Synapticパッケージマネージャーを起動します。起動時にログインしたパスワードを入力します。
  • すべてのパッケージの中から linux-image-generic-paeを探して、これをインストール設定して、適用して進めます。
  • 必要なパッケージをダウンロードして、アップデートしたら再起動します。システムモニタを確認すると、3.9GiB(4GB)認識できています。

SALOME-Mecaのインストール

まずは、SALOME-Meca-2010.2のパッケージをダウンロードします。ここでは、Ubuntuの32bitシステムで動かすので、32bit版を用います。以下からダウンロードします。
http://www.code-aster.org/V2/spip.php?article303
ダウンロードするのは、Salome-Meca 2010.2 (Universal32bits) 483MB [LGPL] で、ファイル名は SALOME-MECA-2010.2-LGPL-i386.tgz です。以下の操作は、アプリケーション⇒アクセサリ⇒端末を開いて、この中でコマンドラインで行います。

  • ダウンロードしたファイルを /opt に移動して、sudo tar zxvf で展開します。/opt での操作は、sudo でルート権限で行います。
  • インストールディレクトリは、/opt/SALOME-MECA-2010.2-LGPL-i386 になります。ここに cd で移動しておきます。
  • さらにインストールを進めるために cd postinstall で移動して、ls でファイル一覧を出して postinstall.py を確認しておきます。
  • インストールを行うため、sudo ./postinstall.py を実行します。必要に応じてログインパスワードを入力します。すぐに手順は完了します。
  • インストールディレクトリに戻るため、cd .. で移動し、仮の実行を確認するため、./runSalomeMeca を実行すると SALOME 5 が起動します。
  • 起動を確認したら、File=>Exit で、確認して終了します。しかしpythonのインタプリタの状態なので、Ctrl+D で抜けます。

実は、この状態では、SALOME と Code-Aster との連携がうまく出来ず、解析が進みません。そこで、以下の手順で設定を変更します。まず、Ubuntu の設定を変更します。

  • SALOME-Meca の環境設定する sh のシェルスクリプトファイルが bash しか動作しないのですが、Ubutu10.10 では sh=>dash となっています。これを bash に変更します。cd /bin で移動してから、以下のようにします
    sudo rm sh (現在の dash のシンボリックリンクの sh を削除)
    sudo ln -s bash sh (新たに bash のシンボリックリンクとして sh を設定)
  • SALOME-Meca では、様々なソフトウエアモジュールが通信して連携しています。これを可能にするために、gdm の設定を変更します。以下のコマンドよりファイルを開きます。
    sudo vi /etc/gdm/gdm.schemas
  • ファイル内の <key>security/DisallowTCP</key> の設定を変更します。<default>true</default を <default>false</default> にして、念のためログインし直しておきます。

次に、SALOME-Meca の設定を変更します。

  • Libraryのパスを変更するため、以下のコマンドよりファイルを開きます。
    sudo vi /opt/SALOME-MECA-2010.2-LGPL-i386/SALOME/SALOME5/V5_1_4/prerequis-V5_1_4.sh
  • ファイルの16行目の、LD_LIBRARY_PATH の設定に /usr/lib を追加します。
    export LD_LIBRARY_PATH=/lib:${DEBIANFORSALOME}/lib:${LD_LIBRARY_PATH} ⇒
    export LD_LIBRARY_PATH=/usr/lib:/lib:${DEBIANFORSALOME}/lib:${LD_LIBRARY_PATH}
  • SALOME の起動スクリプト /usr/bin/runSalomeMeca2010 を作ります。
    sudo vi /usr/bin/runSalomeMeca2010 として、以下の内容とします。
    #!/bin/bash
    # runSalomeMeca2010
    #
    xhost +localhost +$HOSTNAME
    source /opt/SALOME-MECA-2010.2-LGPL-i386/SALOME/SALOME5/V5_1_4/KERNEL_V5_1_4 /bin/salome/appliskel/env.d/envSalome.sh
    /opt/SALOME-MECA-2010.2-LGPL-i386/runSalomeMeca
  • この起動スクリプトに実行権限を与えるために、以下のコマンドを実行します。
    sudo chmod +x /usr/bin/runSalomeMeca2010
  • これで端末のなかで、どこからでも runSalomeMeca2010 で起動できるようになります。

SALOME-Meca の使う上での設定

  • SALOME-Meca の Help はブラウザで見るのですが、インストール時の設定は、/usr/bin/mozila となっているので、/usr/bin/firefox に変更します。

OpenCAE Users Wiki


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Last-modified: 2010-10-24 (日) 04:21:10 (2496d)